水商売の現実とは?転職を考えている方へそのメリットデメリットを詳しく解説
メディアなどで華やかな面が目立つ分、大変なこともとても多いのです。
そこで、今回の記事では、水商売の現実とそれに伴う両者の詳しい内容についてまとめて解説していきます。
現在転職や就職を考えている方は、これからの職業をどうするのかについてこの記事を読み検討してみましょう。
水商売とは
水商売とは主に、「お客様からの人気によって左右される、収入が固定されていない職業」に対して使われる言葉です。
現代でいうと、キャバクラやスナックなどの店で働くことを指します。
水商売は華やかなだけのお仕事ではない
現代では、よく稼げるアルバイトとして水商売を始める方がとても多いです。
しかし、多くのお金を稼げる水商売はその分大変なことも多いのです。
ここからは、水商売のメリットとデメリットについてそれぞれ解説していきます。
水商売のメリット編
水商売をすることで得られるメリットがいくつかあります。
ここからはそのメリットについて解説します。
若くして高収入を目指すことができる
水商売のメリットとして、まず1番に高収入を得られることがあります。
基本設定の時給が高いことや、それに加えてバックと呼ばれる本指名やボトル、同伴、売上などがインセンティブとして付与されるためです。
自分が頑張ればその分だけ稼ぐことができ、それを実感しやすいのが水商売の大きな特徴です。
また、時期ごとに大きなイベントを行うお店が多く、お客様も団体客が増えるため、その分稼ぐことができます。
人脈が広がる
水商売は営業を通して様々な人と知り合うことができ、人脈を広げることができる職種です。
夜のお店には、普段の生活では関わることがないような幅広い年代の方や職業の方が来店します。
自分が知らなかった分野に触れる機会が多く、趣味や仕事に繋がる可能性もあるため、人生経験を詰むには最適な場所になる場合があります。
美容やオシャレに制限がない
多くの水商売のお店では、美容やオシャレへの制限がありません。
水商売では、自分自身を商材として売り上げを上げるため、美容への投資やオシャレを自由にすることができます。
髪色や、ネイル、服装が自由な職業はあまり多くありません。
自分の好きなスタイルで仕事をしたいという方にとって、ぴったりの職場なのです。
高い接客スキルを身に付けることができる
水商売のお仕事は、先程も出てきた通り、自分を商材にしてお客さんを呼び込みます。
お客様がお店に来て、お金を使いたいと思ってもらうかが重要です。
しかしそれを実行に移すことはとても難しく、苦労する点でもあります。
この状況の中で売り上げを上げることができる接客スキルは、今後のどんな仕事にも役に立つのです。
水商売のデメリット編
良いことも多い水商売ですが、その分デメリットも多く存在します。
ここからは水商売のデメリットについて解説します。
店外や業務時間外でも努力が必要
水商売の場合、その業務時間内だけの営業で稼ぐことは難しいです。
お客様と頻繁に連絡をとったり、同伴やアフターなどを通したりして、お店に通ってもらうための努力が必要となります。
また、業務時間外での努力が必要となってくるため、自分のためにまとまった時間をとるのが難しく、休む時間がなかなか取れないのも現実です。
衣装代や美容代の負担が多い
水商売の場合、普段の生活で着ることがないようなドレスや靴などが必要となります。
ドレスは1着大体1万円~3万円ほどであるため、3着ほど揃えたとしてもかなりの費用がかかります。
また、自分で買わずにレンタルしたとしても、その都度クリーニング代として1000円~2000円ほどかかってしまうため、出勤するたびにこの費用もかさんでしまいます。
美容面では、より綺麗になるための美容代がかかります。
ネイル、美容院、エステ、脱毛など多岐に渡るため出費が絶えません。
対応が難しいお客様もいる
夜のお店に来るお客様の中には対応に困ってしまうような方も少なくありません。
お酒が入る分、言動が横暴になったり、触ろうとしてくるお客様もいます。
また、店外で会おうとしてきたり、今まで使ったお金の見返りを求めてくる方もいます。
あまりにも言動がひどい場合には、その方を出禁にしてもらえることもありますが、
それによってお客様がストーカーになる可能性もあるのです。
売り上げを支えてくれるお客様の中には、もちろん良い人もたくさんいます。
しかし、対応が難しいお客さんが多いのもまた水商売の現実です。
店によっては罰金制度がある
そのお店によって異なりますが、遅刻や欠勤などに罰金がつく場合があります。
遅刻で1万円~2万円、無断欠勤で1万円~3万円、週末欠勤で5000円~1万円などお店によって異なるものの、大体のお店の罰金はこのような高額になっていることがあります。
この理由としては、当日欠勤や連絡なしの退職を防ぐためと言われています。
金銭感覚が狂う
水商売の大きなデメリットとして、金銭感覚が狂ってしまうということがあります。
特に、何か目標に向けて貯金するために水商売をしている場合と、とりあえずで稼ぐためにしている場合では大きな差が出てきます。
後者は特に目標や目安にするものがないため、稼いだらその分だけ使ってしまい、貯金に回すことがないからです。
若いうちから大金を短期間で手に入れてしまうと金銭感覚が狂うのは不思議なことではないため、しっかりと自分の中でルールや決まりを作ることが大切です。
飲酒や生活リズムの乱れが原因で体調を崩しやすくなる
キャバクラやスナックでは、営業中にお酒を飲むことがほとんどです。
自分が飲める限界を超えた過度の飲酒によって身体を壊してしまう方が多いのです。
また、水商売の多くが本来なら人が睡眠をとるはずの深夜まで営業しているため、生活リズムが乱れる可能性が高いです。
家に帰って朝方に寝て夕方ごろに起きる昼夜逆転の状態になってしまうのです。
これによって身体を壊す方が多いのです。
福利厚生が充実していない
水商売のお店の多くは福利厚生があまり充実していないのも事実です。
一般的な企業とは雇用契約の形態なども異なってくるため、保険やその他の福利面に関して期待できないことが多いのです。
また、確定申告なども自分で行わなければいけない場合が多く注意が必要です。
水商売から昼職に転職する方は多い
デメリットを考えた時に、水商売を長期的に続けるのが難しいのが現実です。
そのため、水商売から昼職に転職する人は多いのです。
傾向として、20代後半~30代頃に転職する方が多い傾向にあります。
水商売経験者に人気な昼職5選
水商売から昼職に転職する方はどのような職種に就くのでしょうか?
ここからは水商売経験者に人気な昼職を5つ紹介します。
営業職
営業職は水商売から昼職に就く際にとても向いていると言えます。
その理由として、水商売である程度のキャリアがある方は、自分の売り込み方が上手く、それを他業種の営業でも活かすことができるからです。
事務職
企業の書類作成や管理、受付、電話対応を担う事務職も人気の職業です。
パソコンスキルなどに不安を覚える方も多いですが、コミュニケーションスキルが高ければ採用されることもあるため、一度検討してみるのもよいでしょう。
美容関係職
美容関係職の中でも、ネイリストやエステティシャンは特におすすめです。
水商売で働く方の中には、学歴や資格の有無を心配に感じる方も少なくありません。
その点、ネイリストやエステティシャンはこれらを問われることはないのです。
求人などで資格を有していなくても、研修から始めることができる場合もあるため、ぜひチェックしてみて下さい。
コールセンター
水商売を長くやられている方はコミュニケーションスキルが高い方がとても多いです。
そこでコールセンターでは、その高いスキルを活かすことができます。
細かい業務内容は職種によって変わってくるため、気になる方は詳しく調べておきましょう。
飲食店の店舗スタッフ
飲食店の店舗スタッフは、主に配膳や注文をとるホールと、調理を行うキッチンの2種類に業務内容が分かれます。
自分はどちらが向いているかを考えて応募するのがよいでしょう。
水商売から昼職に転職する際のポイント
水商売から昼職に転職するにあたって、重要な知っておくべきポイントを解説します。
転職活動のプランを立てる
まずは、いつ頃に転職をするのかのプランを立てましょう。
転職活動を水商売の仕事と並行するのか、辞めてから行うのかは人それぞれです。
自分に合った方法を選ぶのが大切です。
また基本的には、転職先がはっきりとするまでは、生活のためにも働いておくことが安心なため、なるべく早くから転職の意志を周りに伝えつつも、並行して転職活動を行うのが好ましいです。
水商売経験者に相談する
もともと水商売をやっていて、今は昼職で働いている方に相談するのもよいでしょう。
自分が今働いているお店にもそういう方がいるかもしれません。
一度、その方に実体験を聞く機会があればぜひお願いしましょう。
実際に経験した方ならではの意見がきっと聞けるはずです。
転職エージェントを利用する
実際に転職先を探すとなると、自分一人で全てを行うのはとても大変です。
そこでおすすめなのが、専門の転職エージェントに相談することです。
専門知識を持ったスタッフに相談することで、より具体的に今後の見通しを決めることができます。
水商売から昼職に転職するなら「昼ジョブ」
水商売から昼職への転職を検討している方は「昼ジョブ」がおすすめです。
昼ジョブは、水商売経験者が昼職に転職するためのサポートに特化した転職エージェントです。
応募者が水商売経験者であることが前提であるため、採用の際に水商売の経歴がマイナスになることがないのです。
そのため、水商売で培ったスキルを思う存分発揮できる転職先を見つけることが可能です。
無料相談や適性診断も行っているので、少しでもご興味のある方は是非一度ご相談ください。
※昼ジョブのご利用はこちらから
まとめ
今回の記事では水商売の現実や、そのメリットデメリットを考慮したうえでの転職という選択について解説しました。
水商売をしている方の中には、このまま続けていくことに不安を持っている方も少なくありません。
少しでも、現在の仕事から昼職への転職を考えている方は、一度転職エージェントに相談してみるのがよいでしょう。