水商売に適切な辞めどきはあるのか。正しい辞め方や代表的な辞める理由について紹介!
水商売は昼職の方よりも多くの収入を得られる場合が多いです。
しかし、体力的・精神的な問題などから一生働き続けることが難しい職業であるため、別の職業で働くことも視野にいれることが求められる場合があります。
この記事では、水商売の辞めどきや水商売を辞める際の主な理由などを詳しく紹介します。
目次
いつ辞める?水商売の辞めどき
水商売をするにあたって、労働基準法や風営法によって18歳未満は働くことが禁止されていますが、何歳まで働き続けてもよいといった制限はありません。
しかし、肉体的・精神的な理由から30歳前後が水商売の辞めどきと言われることが多いです。
ここでは、水商売の方が仕事を辞めたいと考えるタイミングについて詳しく解説します。
水商売特有の疲労やストレスに耐えられない時
水商売は接客をしてお客様からの人気を得ることを求められる商売なので、厳しいルールや店員同士の人気競争が存在することが多いです。
また、生活リズムが崩れやすい職業でもあり、不規則な生活が長く続いてしまうと精神的な疲労から働く意欲を失ってしまう場合もあります。
実際に心の病気にかかってしまう方もいらっしゃるので、精神的に病んでしまった・病んでしまいそうと感じた際は辞めどきであると言えます。
年齢的に厳しさを感じた時
水商売はお客様とともにお酒を飲みながら接客することが主な仕事内容です。
大量に飲酒し続けるとアルコールを体の中に蓄積し続けることになるので、免疫力が低下してしまい、何らかの健康被害を受ける可能性が高まります。
また、不規則な生活を送り続け年齢を重ねると、身体への負担はより大きくなっていきます。
体力の衰えは、水商売の方に辞め時を意識させる1つの要因です。
給料に満足できない時
水商売は時給にプラスしてインセンティブをもらうという給料体制のことが多く、その中でもインセンティブはご自身の活躍によってもらえる金額が決まります。
活躍に応じて増減する給料体制であるため、自分の仕事量に対してインセンティブを含めた給料が低いのではないか、と給料に対して不満を感じて堪えられない場合は辞めどきであると言えます。
目標を達成した時
目標にしていた金額や貯金額へ達した際は、辞めどきでしょう。
特に、学校の入学資金や資格取得などの目的があってお金が必要になり水商売を始めた方は、まさしく辞めどきといえます。
他にやりたいことができた時
夜職以外にやってみたい仕事ができた場合も、辞め時かもしれません。
自分のお店を持つ・看護師になるために看護学校に通い直すなどさまざま挙げることができますが、自分のやりたいことを実現する覚悟を決めた際は、水商売を辞めて別の道を選ぶとよいです。
恋人が出来た時・結婚する時
残念ながら水商売に関してあまりよくない考えを持っている男性は少なくありません。
そのため、恋人ができたり結婚したりするタイミングで水商売を辞めることを求められることがあります。
相手に退職を求められた場合や環境が変化して将来のことを考えた場合に、すんなり諦めがついたり納得できたりした際は辞めどきかもしれません。
水商売を長く続けると生じがちな注意点
夜職は幅広い人脈を築けること・昼職と比べると給料が高いため贅沢な生活を送る事ができることなど、さまざまなメリットを挙げることができます。
しかし、水商売を長く続けることには注意点もあります。ここでは、水商売を長く続ける際の注意点を紹介します。
昼職になじみづらくなる
最終学歴以降ずっと水商売や夜職にしかついたことがない人や昼職よりも水商売の経験が長い人は、水商売から昼職で働くことになった際に仕事になじみづらくなる傾向があります。
昼職と水商売では特に給料の面で大きく差があり、仕事に対するモチベーションを保つことが難しくなる可能性があります。
また、残念なことに、キャバ嬢やホステスとして働いていた期間を採用担当者にキャリアとして認めてもらえず、転職の際に不利になってしまうこともあります。
そのため、再就職に苦労したり給料に納得できなかったりして、昼職の仕事になじむことが困難になることがあります。
身体を壊しやすくなる
水商売の勤務時間は夕方以降であるため、昼職と水商売では生活リズムが反対になりやすいです。
また、仕事でお酒を飲む機会も多いです。
水商売が長くしていると、次第に生活リズムの崩れと飲酒による影響が身体に現れて、体調を崩しやすくなったり病気にかかってしまったりするので注意しましょう。
金銭感覚が狂ってしまう
水商売をはじめ夜職は、一日に大金を稼ぐことができる仕事です。
昼職では職種にもよりますが、一般的に夜職と同じような大金を一日で稼ぐことは難しいです。
そのため、昼職に転職した際に給料に満足することができなくなってしまう可能性があります。
また、住む場所・食べる物などの生活水準を昼職の給料に合わせて適応することが難しいと感じる場合も考えられます。
水商売はお金を稼ぎやすい反面、金銭感覚が狂ってしまいやすいことが注意点として挙げられます。
水商売を辞める時に気を付けるポイント
水商売を実際に辞めることを決意したら、次はトラブルなく辞められるように準備しましょう。
ここでは、スムーズに辞めることができるような注意点やポイントを紹介していきます。
出来るだけ早く辞める意思を伝える
法律では退職希望日から2週間前には退職する意思を伝えるという決まりがありますが、就業規則によっては1月前までに退職したい旨を伝えなければいけない場合があります。
辞める意思を伝えた後も実際にやめるまでには時間がかかりますので、辞める意思はなるべく早く伝えるようにしましょう。
辞める意思を伝える際は、お店の店長やバーのママなどお店のトップに直接伝えるのが望ましいですが、言いにくいと感じる場合は仲の良いスタッフに相談してから仲介してもらう方法もあります。
同僚やお客様にも感謝の気持ちを伝える
辞める際には、馴染みのお客様やお店の店員の方に感謝の気持ちを伝え、お別れの挨拶をしましょう。
お店を辞めるまでに直接会うことができたお客様には直接挨拶をし、会うことができないお客様にはメールなどで挨拶をするなどして、感謝の気持ちを伝えられるとよいでしょう。
もしもの時のことを考えておく
辞めることでトラブルに発展することも考えられます。
特にお店から借りていたものを返していない、同僚と金銭の貸し借りがあるなど、お店を辞めることで自分以外の人が損する可能性がある場合はトラブルに発展しやすいです。
また、特にトラブルになりそうな要素がない場合でも、辞めてほしくないというお店の一方的な理由で中々辞めさせてもらえなかったり、嫌がらせをされたりするケースもあります。
もし思い当たる節がある場合は、事前に家族や友人に相談したり、弁護士に相談をしたりして、トラブルにならないように対策を考えておくとよいです。
水商売の辞め時や辞めた後の仕事に悩んだら「昼ジョブ」に相談を!
水商売を辞める際にはトラブルが起こってしまうことも考えられるため、辞める際の流れや規則を確認し、辞めた後の仕事の準備を進めておくと安心です。
転職活動は数週間から数カ月かかることもあるので、夜職を辞めると決断をしたらすぐに行動するようにしましょう。
辞めることや準備することに悩んでしまったり、辞める前から転職先を探しておきたい方は、ぜひ昼ジョブにご相談ください。
昼ジョブは夜職経験者に特化した転職エージェントです。
夜職経験のあるエージェントが多数在籍しているため、夜職に関わる悩みを相談しながら転職活動を進めることが可能になります。
求職者に合った求人情報をご紹介するだけでなく、どうしたら円満に辞められるかを考え昼職への転職を全力でサポートいたします。
水商売を辞めたいと感じたら、1人で悩まずに是非昼ジョブへご相談ください。