夜職経験がバレるとどうなる?内定取り消しにならないために心がけること
夜職経験は企業にとってマイナスイメージでしょうか。
過去には夜職経験が原因で内定取り消しになった事例もあります。
夜職経験が原因で内定取り消しにならないためには、いくつかの注意点が重要です。
そこで今回は夜職経験が企業にバレた際はどうなるのか、そして内定取り消しにならないために心がけることについて解説します。
夜職経験で就職や転職に悩んでいる方は是非参考にしてください。
目次
内定取り消しとは
内定取り消しとは、採用予定の人材に出した内定を企業が取り消すことを指します。
内定は雇用を保証する契約とされていますが、厳密な定義は存在していません。
また、企業からの一方的な内定の取り消しは認められていません。
内定取り消しが認められるのは、企業が採用時に知ることのできなかった事実が判明しその事実による内定取り消しが、客観的に合理的であると認められた場合に限ります。
内定取り消しが認められる正当な理由
内定取り消しが認められる、採用時に企業が知ることのできなかった事実とはどのようなものを指しているのでしょうか。
反社会的な行為
内定後、犯罪を起こした場合には内定取り消しが認められます。
また最近ではSNS上での炎上トラブルが多く、それによって企業イメージが著しく損なわれる事情がある場合には内定取り消しが認められることがあります。
虚偽の申告
内定者が重要な経歴について虚偽の申告をしていた場合、内定取り消しの正当な理由として認められます。
主に挙げられる事由は、最終学歴・資格・職歴などの虚偽の申告です。
傷病
内定後に病気が発見され、治療のために仕事ができないと判断された場合には内定取り消しの正当な理由として認められます。
軽い病気で仕事ができない程ではない場合は、内定取り消しは認められない場合が多いです。
整理解雇
予期せぬ経営不振によって業績回復のための人件費削減として、内定取り消しが行われる場合があります。
その際には整理解雇の要件を満たしている場合にのみ、内定取り消しが正当に認められます。
夜職がバレて内定取り消しになるケースはあるの?
夜職の影響によって内定取り消しとなったケースはあります。
日本テレビでは、アナウンサーに求められる清廉性に相応しくないという理由で夜職経験者が内定取り消しとなる事例がありましたが、最終的には両者の和解により内定が再度認められています。
このように、職種によっては夜職での経歴が相応しくないと考えられることがあります。
しかし、内定取り消しとなる場合は稀なケースであり、正当性が認められない場合には内定取り消しは認められません。
書類に虚偽の内容を記載した場合には、正当な理由として内定の取り消しがされる可能性があるので注意しましょう。
会社に夜職経験がバレてしまう理由
業種によっては夜職へのイメージが悪く、内定を貰うことが難しい場合があります。
この項目では、会社に夜職経験がバレてしまう理由について解説します。
夜職勤務時の写真がSNSにアップされている
夜職で勤務していた際の写真をSNSに上げることによって、会社に夜職経験がバレてしまうことがあります。
最近ではSNSでの炎上が散見される影響を受けて、外部の業者に依頼して就活生のSNSをチェックする会社も多いです。
自身のアカウントだけでなく、勤務していたお店のアカウントにも注意が必要です。
本名で活動している方は特に注意するようにしましょう。
夜職の知り合いと会ってしまう
お店のお客さんが就職活動時の担当人事である可能性もゼロではありません。
リスクを減らしたい方は、夜職の勤務先となるべく離れた会社で勤務することをおすすめします。
見た目で怪しまれる
夜職の方は見た目に大きな特徴があることが多いです。
ブランド品を多く身に付けている夜職の人も多いのではないでしょうか。
昼職でブランド品をいくつも身に付けていることは不自然です。
昼職の所得では買うことができないようなブランド品を所持していることで、前職を聞かれてしまう可能性もあります。
元夜職であると怪しまれないために、周囲の方と身の回り品の格差をなくすようにしましょう。
また、メイクや服装も特徴的です。
夜職では派手なメイクや服装をしていた方が多いと思います。
しかし、昼職で同様のメイクや服装をすることは悪目立ちにつながります。
昼職でのメイクはナチュラルメイクを心がけましょう。
服装は露出の多いものや派手なものは避けるようにしてください。
ナチュラルメイクや服装の基準が分からない方は、同年代の昼職の女性の方を参考にすることをおすすめします。
立ち振る舞いで怪しまれる
夜職は仕事柄、様々な立ち振る舞いが染み付いていることが多いです。
オーバーリアクションをしてしまうことや気が利きすぎていることなど、不審に思われてしまう点はいくつもあります。
いきなり直すことは難しいので夜職未経験者の真似をするなど、徐々に立ち振る舞いを直すようにしましょう。
夜職経験者の特徴について詳しく知りたい方は以下の記事にてご紹介しているので、併せてご確認ください。
夜職界隈で有名人
夜職での知名度が高くなることで、会社に夜職経験がバレてしまう恐れがあります。
お客さんがSNSに写真を上げることだけでなく、メディアで取り上げられたことのある人はその可能性が非常に高いです。
将来的に昼職を考えている人は、勤務回数を控えるなどの対策をとりましょう。
夜職経験が原因で内定取り消しをされた際の対処法
この項目では夜職経験が原因で内定取り消しをされた際の対処法についてご紹介します。
内定の取り消しは、客観的に見て合理的である場合にのみ有効であるとされています。
もしものためにどのような対処法を取ればよいのか確認しましょう。
内定取り消しの事実を証明する書類を集める
まずは内定取り消しを証明する書類を集めましょう。
企業は内定取り消しの理由を伝える義務があります。
口頭ではなく書面による通知を求め、訴訟の際に「内定を取り消した事実がない」、「労働者側から内定を辞退した」と反論されることを未然に防ぎましょう。
内定証明を用いて、会社に内定取り消しの撤回を要求する
次に内定証明を用いて内定取り消しの撤回を要求しましょう。
書類を集めた後は早急に撤回の要求を行ってください。
撤回が遅れることで、内定取り消しに同意していたと反論されてしまう恐れがあります。
弁護士に相談する
最後に、解決しない場合は弁護士に相談しましょう。
過去には内定取り消しが無効となった判例もあるため、困った場合は弁護士に相談することをおすすめします。
また裁判では内定取り消しを無効にするだけではなく、入社を諦める代わりに損害賠償金を求める選択肢もあるので、あらかじめ確認をしましょう。
夜職経験が原因の内定取り消しを防ぐためのポイント
この項目では夜職経験が原因の、内定取り消しを防ぐためのポイントについて解説します。
内定取り消しに正当な理由が認められる場合には、取り消しの撤回が認められる可能性が低いです。
自身の行動や企業選びには特に気を付けましょう。
SNSの使い方に注意する
最近では多くの企業が就活生のSNSをチェックしています。
内定を貰ったことに安心して、お酒などで羽目を外さないように注意してください。
SNSは常に見られているという自覚を持って利用するようにしましょう。
身バレするリスクが低い夜職の職場を選ぶ
企業に意図せず夜職経験がバレてしまうことを防ぐために、身バレするリスクの低い職場を選びましょう。
お店での写真をSNSに上げることを禁止しているお店や小規模のお店がおすすめです。
また、Wワークの人が多いお店では身バレに配慮してくれることが多いです。
就職・転職活動時はイメージチェンジする
就職活動ではスーツにナチュラルメイクが一般的なので、イメージチェンジは比較的しやすいです。
心配な方は髪型を変えることもおすすめします。
職歴を重視する企業を避ける
職歴差別のある企業には注意してください。
職歴差別のある企業では、採用や昇進に際して夜職経験者が差別されてしまう恐れがあります。
比較的、大企業ではそのような傾向がある可能性が高いので、就職・転職活動時にはあらかじめよく調べましょう。
就活・転職エージェントを活用する
就活・転職エージェントは自分の経歴にあった職業を提案してくれます。
特に夜職から転職する際には、夜職から昼職への転職に特化しているエージェントがあります。
夜職での経験を元に転職のサポートを行ってくれるので、内定に関しても相談することをおすすめします。
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夜職から昼職に転職する際は、夜職経験が採用のマイナス要素にならないように夜職をしていた経歴を隠すかどうか悩まれる方も多いです。
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