東京都の渋谷区で働く夜職嬢にマーケターでの転職を紹介します。
夜職から昼職へチェンジしようと思ったもののどんな職種につけば良いかわからない、せっかくならこれまで夜職で蓄えた知識やスキルを生かしたいと思っている人もいることでしょう。この記事では東京の渋谷でマーケターとして働く方法を紹介します。
目次
マーケターって何?
マーケターは企業の開発したサービスや商品をどのようにアピールして売っていくかを考える職種です。
近年のマーケティングに関してはインターネットをメインとしたマーケティングと、紙媒体の広告等をメインにしたオフラインのものに分かれます。
インターネットやIT業界は目覚しく発展してきていて、マーケティングも主流はインターネット上になりつつあります。
マーケターがサービスや商品の売り方を考える事は基本ですが、場合によっては市場を調査した結果として、既成サービスの派生サービスのリリースや、新バージョンのリリース等の提案をすることもあります。
マーケターがそのような役割を果たすために具体的に行うことの一つは、そのサービスや商品が属する市場の調査、また対象となるターゲットの生活や行動の調査です。
市場の調査では、競合他社の動向をチェックすることも重要となります。
ミート戦略という経営上の手法がありますが、ミート戦略とは、同業者や競合他社が差別化のために打ち出した親サービス、キャンペーンを無効化するビジネス的戦法です。
例えば電子レンジの売上で1、2位を争う企業があったとします。
2位の企業は1位の企業の売上を抜くためにIoTを導入して、外出先からスマートフォンで好きな時間に温めスタートできる機能をつけました。これが差別化です。
1位の企業のマーケターがこの情報を掴んでいて、直ちに自社製品へのIoT導入を提案します。
少なくとも同じようにIoTを導入すれば差別化は無効化できますが、大手企業はプラスアルファの価値を付けます。IoTを導入したうえに価格を下げる等です。
以上のような戦略は、マーケターが市場調査をしているからこそできることです。
ましてやビジネスのスピードが加速している世の中なので、調査をしていないとあっという間に置いていかれます。
ターゲット調査もマーケターが行います。特定のサービスや商品、または企業がターゲットとしている人のニーズに対応していなければ全くの空振りに終わってしまいます。
販促していくための広告、CMもターゲットを何にするかで全く変わってくるのでとても重要です。
ターゲットは年齢層や世代、性別、生活スタイル、職種等の様々なカテゴリでできるだけ具体的に設定する場合が多いです。
またあるサービスで20代の男女に向けた販促を続けていたものの売上が芳しくなく、SNS等で口コミを見ていると、実は50代の主婦に好評だったということも起きます。
マーケターの仕事はサービスをリリースしたら終わりではなく、アンケートやSNS、ニュースサイト等の様々な媒体をチェックしてその後の動向を見守り、市場やニーズの変化を察知していく役割も持っています。
サービスや商品を一から作る場合のマーケターの仕事は、企画に近いものとなります。
企業では企画部門が別となっていることも多いですが、その場合もマーケターは分析結果から導き出されたニーズや傾向を伝えて、開発の方向性を決める一役を担います。
開発するサービスが決まった後は、何を使ってどこでどのように展開していくかということをデータを元に決めていくことになります。
広告のキャッチコピーや、リリースのタイミング等によって全く売れ方が違うとも言われているので、この販促方法を考える段階も非常に重要な部分です。
開発物や販促方法が決まったら、マーケターは実務に取り掛かります。
広告作成やサイト作成等の作業をそれぞれの部門へ依頼する場合、マーケターがこの段階で行う仕事はあまりないですが、Webマーケターの場合は併せて担当することもあります。
Webデザイナー等と連携してランディングページのデザインや作成、SEO対策、SNS上でのPR、リスティング広告の作成等を実施していきます。
ランディングページ、SEO、リスティング広告という言葉はIT業界のマーケティングでよく使われますが、細かい言葉の意味は今回説明を省きます。
インターネット上で実施する販促活動だと思っていれば間違いはないです。
企業によっては販促活動の一環としてイベントを実施することもありますが、マーケターがイベントを主催したり、参加したりすることもあります。
イベントは販促するだけではなく、現場で得た感触や、アンケート結果を今後の業務に生かせるようになります。
Webマーケターを目指す場合に知っておくと便利な基本的な用語をまとめた記事があったので、以下にリンクしておきます。興味を持った人はぜひご覧ください。
まずはこれだけ知っておきたい!Webマーケティング用語まとめ
さらに専門的で詳細な用語については以下サイトにまとめられています。
中々実務をしていないとイメージし辛いものが多いですが、早いうちに深く勉強しておきたいという人はご覧ください。
外部に向けたマーケティングをするマーケターについて
マーケターは自社のマーケティングを行う業務スタイル以外に、マーケティングの専門部門を持たない他企業のマーケティングを担当する働き方もあり、この場合はコンサルタントに近い役割を担います。
自社のマーケティングは直接消費者に対して行いますが、コンサルティングをするマーケターは受け持った企業が消費者に対してどういったアプローチをしていけば良いか、改善するべき点がないかを外から分析し提言していきます。
自社のマーケティングの場合は、ある程度の方針は心得ているうえで上司等が了承すれば割とやりたいことがストレートに試せますが、他企業のマーケティングを担当する場合はどんなに適したアプローチ方法であっても、クライアント側が納得しないと実行に移せません。
自社のマーケターとは違った大変さがある一方で、様々なデータを使ったり、熱量を持って説得したりした結果成功すれば、売上として表れるだけではなくクライアントから感謝されるという、自社のマーケターとは違うやりがいが生まれます。
またOEM製品を扱っているとマーケターとしてはさらに複雑な状態が発生します。
OEMとは他社の製品を自社で売っている形態です。コラボは一つの商品を複数企業で協力して生み出すものですが、OEMは他社ですでに生み出された製品を自社で販売します。
もちろん自社にも利益が出る状態でOEM製品を販売することがほとんどですが、利益を出すためのマーケティングは自社の方針だけではなく、提供元の企業の方針も取り入れなければなりません。
両者の折り合いが付くポイントでの戦略を策定しなければいけないので複雑です。
コンサルタントのような働き方をするマーケティングとして実際にマーケティングコンサルタントという職種が存在しています。
以下記事ではマーケティングコンサルタントについて詳しく紹介されていたので、このタイプのマーケターに興味を持った人はあわせてご覧ください。
マーケティングコンサルタントってどんな仕事? 仕事内容や転職市場を解説します
マーケターになるために必要なスキルは?
マーケターに必要となるスキルは、情報収集力、集めた情報やデータを分析してニーズを汲み取る能力、それをサービスや商品、戦略に落とし込む企画力、プレゼン力、実施や他部門と連携をとっていくためのコミュニケーション能力等があります。
情報収集はイベントで生の声を聞いたり、アンケートを実施したり、インターネット上の情報に目を光らせたりして実施します。
特にSNSから得られる情報は早いスピードで移り変わって行くトレンドを捉えるツールとして有効活用できるものです。
企業によっては企業ページ、サービスページ、ショップページの他に公式のSNSアカウントを持っていて、情報の提供や、消費者との交流に利用しているところもあります。
また同業だけではなく異業種の関係者から聞いた情報も意外と役立つものです。
これまで思いつかなかった斬新なアイデアにたどり着くきっかけになります。
実際にマーケターとして就職してからは中々そういった情報を取得することは難しくなりますが、この点で夜職の経験は大いに役立ちます。
様々な業種や立場の人の接客をしていると嫌でも仕事の話を聞くことがあると思いますが、マーケターになると、この時の話が思わぬ場面で役立つ可能性があります。
夜職を辞めた後でも知り合いとして関係が続いていれば、インサイダー情報等に抵触しない範囲で引き続き最新の情報が聞けるかもしれません。
コミュニケーションスキルに関しても夜職の経験が役立ちます。
正社員として企業で働いている中では、専門とする職種に関することを学ぶ機会は多いですが、社会人として最低限必要なコミュケーションは教わるような機会がほとんどありません。
夜職のほとんどはコミュケーションがあってこそ成り立つものなので、数え切れないほどのコミュニケーションを重ねて来たことでしょう。
夜職を経験していると、これらの経験はとても有利に働きます。
せっかく良い企画が思いついたとしても、管理層はもちろんシステム部門やサポート部門、デザイナー等様々な他部門に了承をもらえないと実行ができません。
実行している最中も他部門と密に連携を取っていかないと独りよがりな企画になり、協力的に動いてくれないことや、信用を失ってしまう可能性もあります。
さらにユーザーに不利益が発生して評判を落とす、会社に損失を出してしまうということにもなりかねません。
なぜその企画が必要なのかをプレゼン等を通して実施に結びつけていく場面、他部門と連携して企画を進めていく場面ではコミュニケーションが欠かせません。
なお主流となっているWebマーケターを目指す場合は、その他にもSEO等の専門的な知識が必要となりますが、これらはインターネットの情報や専門書、就職後の研修でも学べます。
最新の情報を学びたい場合は、外部の勉強会や講習へ参加するという方法もあります。
転職を検討しているもののまだ夜職をしばらく続けるという人は、ぜひ夜職で得られる幅広い内容の情報収集やコミュニケーション能力を意識して働いてみてはいかがでしょうか。
以下記事では実際にマーケターとして長く働いているマネジメント職の人のインタビューが掲載されていました。
マーケターになるまでの過程以外に、リアルなマーケターの考え方や必要なスキルについても触れられているのでぜひ参考にご覧ください。
マーケターにはどうしたらなれる?実際どんな仕事をしているの?大学生が直撃取材しました
渋谷区にマーケターへの転職求人はどのくらいあるの?
近年マーケティングの主流となりつつあるWebマーケティングは、専門で知識を持つ人が少ないのが現状です。
その中でも東京はWebマーケティングに特化した企業が多く存在していると言われています。
また東京ではIT企業を始めとした様々な企業で日々説明会やイベント等が開催されているため、勉強や情報収集するチャンスがたくさんあります。人脈を広げていく機会にも恵まれています。
東京は企業や求人数自体が圧倒的なので当然と言えば当然です。
特に渋谷区はアメリカのシリコンバレーをモデルに、ビットバレーと呼ばれるIT企業が集まった都市構想が始まっているので、IT関連の職種となるWebマーケターの求人も多めな傾向にあります。
なおWebマーティングという職種の需要自体も高まってきています。
インターネットが普及するとともにWebマーケティングの必要性が増しているにもかかわらず、専門性を持っている人が少ないために人材不足が発生しているためです。
中でも今や影響を無視することはできないSNSが使いこなせるマーケターや、動画広告に詳しいマーケターは特に必要とされている傾向にあります。
AIによってあらゆる職種への需要が次から次へてなくなっていくのではと懸念されているIT業界において、マーケターはこれからも需要が伸びていくという情報が多く見受けられます。
マーケターの業務において、データ分析や提案等はAIが発達するに従って取って代わられる可能性がある部分ではありますが、それらの情報を時事や、世の中の動向、感情、タイミング等を考慮したうえで適材適所に当てはめていくという情報のコントロールは人間だからこそできる部分です。
現状はまだまだマーケターの分野においてシンギュラリティのようなことが発生する可能性は考えにくいです。
以下に渋谷区を中心としてその近郊でマーケターとして働ける求人のリンクを掲載しておきます。
マーケティング部門のアシスタントをはじめ、ITエンジニアとして働ける案件等が正社員であったので、参考にしてみてください。
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マーケターになって昼職で活躍しよう!
マーケターは専門知識や分析能力だけで成り立つ職種ではなく、幅広いジャンルの情報やひらめき、ニーズの把握能力、コミュニケーション能力が求められます。
様々な職業や立場、事情を抱えた人達の接客をしてきた夜職では、知らず知らずの間にそれらの能力が身についたことでしょう。
一見かけ離れているような夜職とマーケターですが、実はこれだけの共通点があります。
ぜひ昼職への転職を検討している場合は、候補の一つとしてマーケターを目指してみてはいかがでしょうか!?
また急には難しいかもしれませんが、マーケターはフリーランスも多くいるので、よくよくは独立まで考えたいという人のために、フリーランスのWebマーケターについて紹介された記事をリンクしておきます。