【夜職とは?】夜職で生きていくのは難しい?夜職の将来性やリスクについて解説

夜職は「一生の仕事にできるのは限られた一部の人間だけ」といわれるほど人の入れ替わりが激しい業界です。
中には夜職で成功して幸せな生活を送っている方もいらっしゃいますが、夜職の将来性について不安をお抱えの方も多いと思います。
そこで今回は、夜職を続けるリスクや夜職経験者の進路、おすすめの昼職などをご紹介します。
目次
夜職の種類と平均給与
夜職にはさまざまな職種があり、給与体系も異なります。以下に代表的な職種とその平均的な給与をまとめました。
職種 |
平均時給 |
月収の目安(週5勤務) |
キャバクラ嬢 |
5,000円〜10,000円 |
40万〜80万円以上 |
ホステス |
4,000円〜8,000円 |
32万〜64万円以上 |
ガールズバー |
2,000円〜4,000円 |
16万〜32万円以上 |
ラウンジ嬢 |
3,000円〜6,000円 |
24万〜48万円以上 |
ホスト |
3,000円〜10,000円(+歩合) |
30万〜100万円以上 |
バーテンダー |
1,500円〜3,500円 |
12万〜28万円以上 |
クラブボーイ |
1,200円〜2,500円 |
10万〜20万円以上 |
コンパニオン |
4,000円〜8,000円 |
32万〜64万円以上 |
風俗嬢 |
10,000円〜30,000円(指名料・歩合あり) |
50万〜150万円以上 |
※上記はあくまで一般的な目安であり、地域やお店の方針、経験・指名数などによって大きく異なります。また、夜職は歩合制が多いため、実際の収入は個人の営業力や人気によって変動します。
夜職を続けるリスク
夜職は短時間で効率よく稼げるのが魅力ですが、その分心身への負担も大きいお仕事です。
一般的には30歳前後で夜職を卒業する方が多いと言われています。
昼職で考えると30歳前後はちょうど働き盛りの年齢ですが、なぜ夜職は卒業してしまう方が多いのでしょうか。
この項目では、夜職を続けるリスクについてご紹介します。
徐々に稼げなくなる
夜職は実力主義の世界なので、人気がある方ほど高い収入を得ることができます。
人気には本人の努力はもちろんですが、年齢も大きく関係します。
夜職はどうしても若い方の方が需要が高い傾向にあるため、以前は人気があって沢山稼いでいたという方も、年を重ねるにつれて稼げなくなってしまったというケースは少なくありません。
体調を崩しやすい
たばこの煙や飲酒などが原因で、肺や肝臓を悪くしてしまう夜職の方は少なくありません。
また、昼夜逆転の生活は体の免疫機能を下げるため、病気や風邪にかかるリスクが高まります。
病みやすい
夜職は悩みの絶えないお仕事のため、精神的に疲れてしまう方が多いです。
具体的な悩みの種としては、収入の不安定さ、売上や指名数など常に数字を気にしなければならないストレス、職場の人間関係、めんどくさいお客様の対応、ネット上での誹謗中傷などが挙げられます。
カードやローンの審査が通りにくい
夜職の方は収入の不安定さや在籍確認のしにくさなどが原因で、昼職の方と比べてカードやローンの審査が難しい傾向にあります。
夜職の方のローン審査が通りにくい理由については、下記の記事で詳しく紹介していますので、併せてご確認ください。
▶夜職はローンが組めない?カードローン審査に通るコツ
年齢的に昼職への転職が難しくなる
夜職から昼職への転職は、年齢を重ねると難しくなります。
特に全く昼職経験がない場合は出だしが遅いと手遅れになる可能性があるので、注意が必要です。
人間関係について
夜職は勤務時間が昼職と真逆であるため、いわゆるカレンダー通りの生活パターンの友人や恋人に合わせて予定を立てることなどが難しい場合があります。
特に恋人との関係で、時間が経つにつれて「夜職」について相手の考えが変わることもあります。
お金の使い方
夜職は、昼職と比べると1回の勤務で稼げる金額がどうしても高くなります。
それにより、大きく金銭感覚もずれてついタクシーに乗ってしまったり、コンビニで細かい無駄遣いをしてしまったりすることも考えられます。
夜職のメリット・魅力
夜職にはリスクもありますが、それと同時に多くの魅力やメリットも存在します。
- 高収入が得られる:昼職に比べて時給が高く、短期間でまとまった収入を得ることができる。
- 人脈が広がる:接客を通じて経営者や成功者と出会う機会があり、将来のビジネスチャンスにつながることも。
- 柔軟な働き方が可能:学業や昼職との両立がしやすく、自由なシフトで働ける。
- 接客スキルが身につく:会話力や営業力が磨かれ、将来のキャリアにも役立つ。
- 自己表現の場として活用できる:個性を活かした接客ができるため、自分の魅力を最大限に発揮することができる。
- 経済的な自立を早く実現できる:高収入を活かして貯蓄や投資がしやすく、将来に向けた資産形成を早く始めることが可能。
夜職で成功するためのポイント
夜職で長く活躍し、成功するためには、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
- 自分の強みを活かす:会話が得意ならトークスキルを、気配りができるならホスピタリティを強みにする。
- 信頼関係を築く:お客様との信頼を大切にし、無理な営業をしない。
- 自己管理を徹底する:生活リズムを崩さず、健康管理を怠らない。
- 貯金や資産形成を意識する:収入が高いからこそ、計画的にお金を管理することが大切。
- 将来のキャリアを考える:夜職を続けるか、他の仕事に転職するかを常に意識しながら働く。
- ストレス管理を意識する:人間関係や生活リズムの乱れがストレスにつながるため、趣味や運動でリフレッシュすることが大切。
- 学び続ける姿勢を持つ:接客スキルだけでなく、ビジネスやマネーリテラシーを学び、夜職後のキャリアにも役立つ知識を身につける。
- 信頼できる環境を選ぶ:働くお店の雰囲気や待遇を事前に確認し、安全で働きやすい環境を選ぶことが成功への鍵。
夜職経験者は将来何してるの?
夜職経験者は将来どうしているのでしょうか。
この項目では、夜職の方の主な進路をご紹介します。
夜職を続ける
夜職の方の将来として、そのまま夜職を続けるパターンがあります。
一般的には30歳前後で引退する方が多いとされている夜職ですが、クラブやスナックのホステスなどに転身して30代以降も夜職を続ける方がいらっしゃいます。
結婚する
夜職の方の将来として、結婚するパターンがあります。
中にはお客様と結婚する方もいらっしゃいます。
経営者になる
夜職の方の将来として、経営者になるパターンがあります。
元々自分のお店を開業する資金集めのために夜職を始めたという方も多いです。
経営するお店は夜職に限らず、美容関係や飲食など多岐に渡ります。
昼職に転職する
夜職の方の将来として最も多いのは、昼職に転職するパターンです。
夜職の収入は時世や人気に左右されることが多く、生活リズムの乱れや飲酒によって体調を崩すこともあるため昼職への転職を考える方は多いです。
将来的に昼職に転職するメリット
将来的に昼職に転職するメリットをご紹介します。
徐々に収入が上がる
徐々に稼げなくなる夜職とは対照的に、昼職は年齢や勤続年数が上がるにつれて収入が上がる傾向にあります。
収入面で将来に不安を感じている方にとっては大きなメリットと言えます。
長期的に働くことができる
夜職の一般的な引退は30歳前後で、経営側に回らない限りは続けられても40~50歳が限界とされています。
一方昼職には定年制があり、会社によって異なりますが、60~65歳まで働くことが保障されている場合が多いです。
そのため、昼職は夜職と比べて長期的に働くことができます。
厚生年金に加入できる
昼職には厚生年金に加入できる会社が多いです。
一般的に、厚生年金に加入すると国民年金の約2~3倍の年金を受給できるとされており、保険料を会社と折半できるというメリットがあります。
産休や育休を取得できる
昼職では産休や育休を取得することができます。
特に、産休中は出産手当金として1日あたり被保険者の標準報酬日額の3分の2に相当する金額が支給されるので、休暇取得中の収入面の負担は軽減されます。
一方で夜職は産休や育休制度を導入しているお店は少なく、雇用保険に加入していない場合が大半のため、産休中の出産手当金は支給されないことが多いです。
他の昼職に転職しやすくなる
夜職しかやってこなかった方に比べ、一夜職から昼職に転職して経験を積んだり、スキルやビジネスマナーを取得している方の方が他の昼職に転職する際に有利になる場合がほとんどです。
そのため、将来的なキャリアの選択肢を狭めぬよう、若いうちに夜職から昼職に転職する方は多いです。
将来性を考えて夜職から昼職に転職するためのコツ
夜職から昼職に転職するためのコツをご紹介します。
自己分析をする
昼職への転職を成功させるためには自分に合った仕事を探すことが大切なので、自己分析によって自分の長所・短所、夜職を通して得た経験やスキルを明確にしましょう。
転職先を見つけるためのヒントを得られることもあります。
資格を取得する
資格を持っていることはある分野において一定のスキルを有していることの証明になるので、転職活動の際有利になる可能性があります。
具体的にどのような資格を取得すべきかは下記の記事にて詳しくご紹介していますので、興味のある方は併せてご確認ください。
▶夜職から昼職への転職!面接官にアピールできる資格
学歴や職歴を重視する企業を避ける
夜職から昼職に転職する際には、学歴や職歴を重視する企業は避けた方が良いです。
特に、歴史の長い大企業などは未だに職業差別的な考えが残っている場合があるので、夜職上がりという経歴が採用の際不利に働く可能性があります。
そのため、夜職上がりの方は大企業よりも中小企業やベンチャー企業を狙った方が転職しやすい傾向にあります。
中長期的なキャリアを考える
転職はあくまでも数十年と続いていくキャリアの一角です。
今の興味関心で仕事を決めるのも良いですが、数十年後にどのような役職に就きたいか、どれぐらい給料を貰いたいかなど長期的な観点からも検討を行いましょう。
はじめのうちは漠然としたもので構いませんので、未来の自分を想像してみましょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントは、転職希望者が納得のいく形で転職活動を終えられるように求人情報の紹介など様々なサポートをしてくれます。
中には夜職経験者のサポートを専門的に行なっている転職エージェントもあるので、活用してみるのもおすすめです。
夜職から昼職への転職には「昼ジョブ」がおすすめ
最後に、夜職から昼職への転職を考えている方に特におすすめの転職エージェント「昼ジョブ」をご紹介します。
昼ジョブは夜職経験者の転職活動のサポートに特化した転職エージェントです。
転職エージェント全員が夜職上がり
昼ジョブに所属しているエージェントは全員が夜職上がりです。
そのため、夜職の悩みや夜職から昼職に転職する際の苦悩に寄り添った適切なサポートを提供することができます。
相談はもちろん無料です。
夜職経験が前提の求人情報を多数掲載
夜職から昼職に転職する際に夜職経験が採用のマイナス要素にならないよう、夜職をしていた経歴を隠すべきかどうかで悩まれる方も多いです。
しかし、昼ジョブに掲載されている求人情報の全ては応募者が夜職経験者であることが前提なので、履歴書や面接で経歴を隠す必要はありません。
全国の求人情報を掲載
昼ジョブでは都会だけではなく地方の求人情報も豊富に取り扱っているので、地元での就職・転職を考えている夜職上がりの方にもおすすめです。
適職診断を受けられる
昼ジョブはWeb上でできる適職診断のサービスを提供しています。
「昼職への転職を考えているけど特にやりたい仕事が決まっていない」という方は、ぜひ仕事探しの参考にしてみてください。
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昼ジョブでは応募書類の作成・添削のサポートも行なっています。
夜職上がりのエージェントから添削サポートを受けられるため、夜職経験の強みを最大限に活かした応募書類を作成することができます。
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