夜職を卒業した後は何してる?卒業のメリット・デメリットと円満退店のコツ

夜職は短時間で高い収入を得られるのが魅力のお仕事ですが、その分心身への負担や悩み事も多いお仕事です。
この記事を読んでいる方の中にも、様々な理由から夜職の卒業を考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、夜職を卒業した後の進路や夜職を卒業するデメリット、円満に卒業するポイントや夜職を卒業した方に人気の昼職などをご紹介します。
目次
夜職は何歳で卒業するべき?
夜職に具体的な年齢上限は定められていません。
しかしながら、夜職は若い方が活躍する業界のため一般的には30歳前後で夜職を卒業する方が多いとされています。
夜職を卒業した後の進路
夜職を卒業した方はその後どうしているのでしょうか。
この項目では、夜職を卒業した後の主な進路をご紹介します。
結婚する
夜職を卒業した後の進路として、結婚するパターンがあります。
中には同業者やお客様と結婚したという方もいらっしゃいます。
経営者になる
夜職を卒業した後の進路として、経営者になるパターンがあります。
元々自分のお店を開業するための資金を集めるために夜職を始めたという方も多く、経営するお店は夜のお仕事に限らず、ネイルサロンなどの美容関係や飲食店など様々です。
昼職に転職する
夜職を卒業した後の進路として、昼職に転職するパターンがあります。
夜職の収入は時世や人気に左右されることが多く、生活リズムの乱れや飲酒によって体調を崩すこともあるため昼職への転職を考える方は多いです。
夜職を卒業するメリット
夜職を卒業すると、具体的にはどのような恩恵を受けることができるのでしょうか。
この項目では、夜職を卒業するメリットをご紹介します。
友人や家族、恋人と生活リズムが合うようになる
夜職をしていると世間一般的には休みの日とされている土日・祝日の出勤や、生活リズムが昼夜逆転してしまうことが多いので、友人や家族、恋人と活動時間が合わず、すれ違いの生活を送っている方も多いかと思います。
夜職を卒業すると活動時間に融通を効かせられるようになるので、大切な人々とより多くの時間を過ごすことができるようになります。
仕事後の時間を有効に使える
夜職の方が仕事を終える時間帯に開いているお店は少ないので、退勤後のちょっとした買い物ができずに不便を感じたことがある方もいらっしゃると思います。
夜職を卒業して昼職に転職すると、基本的に17〜19時といったお店が空いている時間帯に退勤できるので、仕事終わりにショッピングやディナー、映画など充実した時間を過ごすことができます。
心身の負担が軽減される
夜職を卒業したことで昼夜逆転の生活リズムが改善され、過眠や睡眠不足などの睡眠障害による体調不良がなくなる方も多いです。
これには、脳内神経物質の1つである「セロトニン」が関係しています。
セロトニンは、朝起きて日光を浴びることで分泌され、日が沈むにつれて誘眠ホルモンであるメラトニンに変換されます。
そのため、夜型よりも朝型の生活リズムを送った方が質の良い睡眠をとることができる訳です。
また、セロトニンは感情や気分のコントロールといった精神の安定に関わる物質なので、以前よりもポジティブな気持ちでいられることが多くなったという方もいらっしゃいます。
将来への不安が軽減される
夜職は若い方が活躍する業界なので、一生夜職一本で生きていく方はごく稀です。
将来的に人気が落ちて稼げなくなることや福利厚生が不十分なことなど、夜職を卒業すると、夜職を続けることで感じる将来への不安が軽減される傾向にあります。
夜職を卒業するデメリット
夜職を卒業するメリットは沢山ありますが、反対にデメリットも存在します。
この項目では、夜職を卒業するデメリットをご紹介します。
収入や生活水準が下がる
夜職を卒業した後に昼職に転職する方が多いですが、昼職は大半の場合年齢や勤続年数に伴って収入が上がっていくため、転職した直後は以前よりも収入が下がる傾向にあります。
一般的には、20〜30代前半で未経験から営業職に就いた場合の初年度年収は360〜450万程度とされているため、今まで通りの生活水準で過ごしていくのはかなり難しいでしょう。
仕事に対する価値観に違いを感じる
水商売は人の入れ替わりが激しい業界ですので、職種は変えずに在籍店舗だけ移動するといった働き方が当たり前のように行われています。
また、完全に実力主義の世界なので、年齢や勤続年数に関わらず人気があればあるほど良い収入を得ることができます。
しかし、昼職業界では年功序列と呼ばれる、年齢や勤続年数が増すほどに給与や役職が上がる評価制度を採用している職場は少なくありません。
ボーナスに勤続年数を反映させるところもあります。
近年の昼職業界ではスキルアップを目的とした若い世代の転職ケースが多く見られますが、十数年前までは一度入った会社で定年まで働き続けることが主流であったため、上の世代との仕事や職場に対する価値観に差を感じる方もいらっしゃるようです。
夜職を円満に卒業するためのポイント
夜職を円満に卒業するためのポイントをご紹介します。
最低でも1か月前には卒業の意志をお店に伝える
キャストが一人減ってしまう分、求人の準備などお店側にも追加のタスクが発生します。
直前に辞めると伝えた場合はこういった事情から申し出を渋られてしまう可能性があるので、最低でも1か月前には卒業の意志をお店に伝えるようにしましょう。
引き止めにくい理由を伝える
辞めたい理由を伝えなかったり、「なんとなく辞めたい」など理由が明確ではない場合はお店側から卒業を引き止められる可能性があります。
「体調がよくないため休養に専念したい」「昼職への就職が決まった」などお店側が引き止めにくい正当な理由を用意しましょう。
退店日までは仕事を誠実にこなす
卒業が決まっているからといって適当に仕事をこなしていると、お店に迷惑がかかります。
お店に対して最後の関sh差の気持ちを伝えるという意味で、退店日までは誠実に仕事をこなしましょう。
夜職を卒業した方に人気の昼職
夜職を卒業した方に人気の昼職をご紹介します。
営業職
営業職は、自社の商品やサービスを販売するために、自社の顧客やこれから顧客になってくれそうな人・企業に対して商品やサービスの魅力を伝えるお仕事です。
営業職は様々な業界の求人情報がありますが、夜職経験者の方に特に人気なのは化粧品、女性用下着、不動産、保険、人材業界などです。
事務職
事務職は、データの入力や書類の作成、電話や来客の対応など会社の運営をサポートするお仕事です。
夜職経験者の方はお客様の様子からニーズを汲み取って細やかな配慮ができる方が多いので、サポート職である事務職は人気が高いです。
アパレルスタッフ
アパレルスタッフとは、お客様に対して対面で衣料品を販売するお仕事です。
お客様とコミュニケーションを行う上で夜職経験で身につけた接客スキルを活かせるのはもちろん、出勤時間が他の職業に比べて遅めであり、服装やネイルなどの自由度が高いことから人気な昼職です。
夜職を卒業して昼職に転職する際に心がけたいこと
夜職を卒業して昼職に転職する際に心がけたいことをご紹介します。
自己分析をする
自分の苦手なことや興味のないことを仕事にするよりは、得意なことや興味があることを仕事にした方が、仕事へのモチベーションが維持できて長く続けられる傾向があるので、自己分析は適職を見つけるヒントになる可能性があります。
また、企業と面談を行う際には「あなたの長所・短所は何ですか」というように、人柄や能力を掘り下げる質問を必ずされます。
自己分析によって自分自身への理解を深めておきましょう。
学歴や職歴を重視する企業を避ける
夜職を卒業して昼職の仕事を探す際には、学歴や職歴を重視する企業は避けた方が良いです。
特に、歴史の長い大企業などは未だに職業差別的な考えが残っている場合があるので、夜職をしていたという経歴が採用の際不利に働く可能性があります。
そのため、夜職経験者は大企業よりも中小企業やベンチャー企業を狙った方が転職しやすい傾向にあります。
夜型の生活リズムを朝型に治す
昼職に転職した方の中には、朝起きれないことが原因でせっかく転職したのに仕事を辞めなければならなくなってしまった方もいらっしゃいます。
昼の仕事はたいてい朝の9〜10時から始まることが多いので、朝起きられる自信がない方は、本格的に昼職に転職する前に夜型の生活リズムを朝型に治しておきましょう。
まだ夜職を上がっていない場合は、夜職と掛け持ちで昼のバイトをすることで生活リズムを治すなども一つの手段です。
転職エージェントを活用する
転職エージェントは転職にまつわるあらゆる相談に対応してくれるプロで、最新の業界情報や企業情報に基づいて、転職希望者が納得のいく形で転職活動を終えられるように様々なサポートをしてくれます。
中には夜職上がりの方の昼職転職サポートを専門的に行なっている転職エージェントもあるので、利用してみるというのもおすすめです。
昼職未経験から昼職に転職するなら「昼ジョブ」
昼職未経験から昼職に転職するなら「昼ジョブ」がおすすめです。
昼ジョブは夜職経験者の昼職への転職支援に特化した転職エージェントで全国の正社員の求人を多数掲載しています。
また、所属エージェント全員が夜職経験者なので、夜職経験者ならではのお悩みに沿ったサポートを行うことができます。
夜職から昼職に転職する際は、夜職経験が採用のマイナス要素にならないように夜職をしていた経歴を隠すかどうか悩まれる方も多いです。
しかし、昼ジョブに掲載されている求人情報の全ては夜職経験者であることが前提なので、履歴書や面接で経歴を隠す必要はありません。
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