昼職と夜職はどっちがいい?違いとメリット・デメリットを徹底解説

現在、夜職をしている方の中には、将来への不安や体調の変化などの理由から昼職への転職を考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、昼職と夜職のどちらがよいのかがよく分からず、転職に踏み出せない方も多いと思います。
そこで今回は、昼職と夜職双方のメリット・デメリットや、それぞれの主な違いをもとに昼職と夜職どちらがよいのかについてご紹介します。
昼職と夜職は結局どっちがいいの?
昼職と夜職はどちらも「仕事」であり、働いた対価として給与が支払われることに変わりはないため、どちらがよいかは個人の重視するポイントによります。
その中で、以下の3つの理由から今よりも将来性のある仕事に就きたい、なるべく安定してて働きやすい職場で働きたいと考えている方は夜職よりも昼職の方が合っているといえます。
①厚生労働省によると昼職の求人数が増加している
参照:一般職業紹介状況 令和4年9月分
②年齢や経験ではなく、人柄や素養など潜在的能力を重視したポテンシャル採用をおこなっている企業が増加している
③働き方改革が推進されたことにより、ノー残業デーなど労働環境改善に力を入れている企業が増加している
昼職と夜職の大きな違い
昼職と夜職の違いは主に3つあります。
勤務時間帯が異なる
1つ目の違いは勤務する時間帯です。
店舗によって多少の違いはありますが、夜職の場合は18時頃~翌日の2時頃までの勤務に対して、昼職は8時・9時頃~18時頃までの勤務が一般的です。
夜職の場合は同伴やアフター等で勤務時間を超えて働かなければならないことも多いと思いますが、昼職の場合は働き方改革の推進によって残業を禁止している企業も増えていることもあり、勤務時間外の労働は減ってきています。
雇用形態に差がある
2つ目の違いは雇用形態です。
一般的に個人事業主や非正規雇用として働くことが多い夜職に対し、昼職の場合は契約社員や正社員として働くことが多いです。
正社員は契約期間の定めがない無期雇用で安定していますが、派遣社員や契約社員の場合も、契約を締結した一定の期間中は会社が倒産するなどの大きなトラブルが無い限りクビになることはほとんどないため、安定して働くことが可能です。
福利厚生の内容が違う
3つ目の違いは福利厚生の内容です。
国民健康保険や国民年金等の保険料負担や退職金が出るケースがほとんどない夜職に対して、昼職の場合は会社によって多少の違いはありますが保険料の一部負担や有給休暇、提携施設の割引、退職金などの福利厚生を整えている企業が多い特徴があります。
夜職のメリット・デメリット
夜職のメリットとデメリットについてご紹介します。
メリット①高収入を得られる可能性が高い
夜職のメリット1つ目は高収入を得られる可能性が高いことです。
夜職の時給は基本設定が高いことに加えて、本指名やボトル、同伴、売上などの成績によってバックと呼ばれるインセンティブが付くため、結果を出せば出した分だけ稼ぐことができます。
加えて、夜職はハロウィンやクリスマスなどの時期には大きなイベントを開催するため、お客さんも足を運びやすくなり、その分大きなお金が動きやすいです。
メリット②美容やおしゃれに制限がない
夜職のメリット2つ目は美容やおしゃれに制限がないことです。
夜職は自分自身が商材となるため、自分をより魅力的に魅せるためにも好きなように美容やおしゃれを楽しむことが可能です。
今日はどんなコスメを使ってどんなメイクにしようか、どの衣装を着ようかなどのワクワクを感じながら働くことができます。
メリット③様々な人と知り合うことができる
夜職のメリット3つ目は様々な人と知り合うことができることです。
夜のお店には、幅広い年齢や職業のお客様が来店されるため、あまり聞けないような話しを聞くことができるなど学びになることも多いです。
自分が知らなかったことに対して興味を持つことができたり、話したことがきっかけで趣味ができたりと人生経験を上げたり価値観の幅を広げることにも繋がります。
デメリット①体調不良が起こりやすい
夜職のデメリット1つ目は、体調不良が起こりやすいことです。
夜に働いていると昼夜逆転生活になるのはもちろん、お酒も必ずといっていいほど飲まなければならないため、身体への負担が大きく体調不良を起こしてしまう方も多いです。
加えて、身体的問題が起こった時に保証が出るような福利厚生が整っていない場合も多く、不安を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
デメリット②世間の目が気になる
夜職のデメリット2つ目は世間の目が気になることです。
近年多様性が認められはじめ、職業における偏見のようなものは無くなりつつありますが、全く無くなったとはいえないのが現実です。
家族や友人、お子さんがいる方は子供が通っている学校から、夜職をしているからという理由で色眼鏡で見られてしまい精神的に辛い思いをしている方もいらっしゃるでしょう。
デメリット③審査関係が厳しくなる
夜職のデメリット3つ目は審査関係が厳しくなることです。
夜職は歩合制を採用しており収入が月によって異なることが多いため、収入が安定的とはいえず、クレジットカードや住宅の入居審査など審査関係が厳しくなったり、時間がかかってしまうことも多いです。
また、夜職は確定申告が必要の場合も多いですが中には確定申告をおこなっていない方もいて、その場合は実際の収入を明確にできていないためで審査に通らなくなってしまうことがあります。
昼職のメリット・デメリット
昼職のメリットとデメリットについてご紹介します。
メリット①給与が安定している
昼職のメリット1つ目は給料が安定していることです。
昼職は歩合制の夜職とは異なり、給与が毎月一定の企業が多いため安定していることに加え、ボーナスや有給、退職金などの福利厚生も充実していて精神的にも安心して働くことができます。
また、昼職には夜職のような罰金制度はなく、基本的には決まった額が毎月入ってくるため、「今月いくら入ってくるかな」などと不安を感じずに生活ができるのは大きなメリットです。
メリット②生活リズムを整えられる
昼職のメリット2つ目は生活リズムを整えられることです。
昼職の多くは9時頃~17時頃の8時間勤務がベースとなっています。
規則正しく生活ができるため体調を崩しずらいのはもちろん、アフター5の時間を楽しむなどプライベートな時間を確保することも十分可能です。
休みの日でも営業メールや電話をする必要がある夜職と比べて、昼職では仕事とプライベートをはっきりと分けることが出来る点も大きな魅力でしょう。
メリット③社会的信用が得られる
昼職のメリット3つ目は社会的信用を得られることです。
非正規雇用の場合が多い夜職と比べて、昼職の場合は正規雇用が多いです。
正規雇用されると社会的信用を得やすくなるため、ローンを組むことができたり入居審査に通りやすくなります。
また、正規雇用として働いていた経歴を持つと、「会社から一定の信頼を得て仕事を任されていた」という証明にもなるため、転職がしやすくなるメリットもあります。
周りからの目を気にしなくてよくなる点も夜職との大きな違いです。
デメリット①服装や髪色が制限される場合がある
昼職のデメリット1つ目は服装や髪型が制限される場合があることです。
昼職では清潔感やお客様からの見え方の観点から服装や髪色等が制限されることもあるため、服装や髪色、ネイル等に自由を求める方にとってはデメリットになるでしょう。
ただし、事務職などお客さんと接する機会が滅多に無い職種の場合は服装や髪型、ネイル等が自由なことも多いため、髪色やネイルが自由な求人に絞って転職活動をすることも可能です。
デメリット②勤務時間が決められている
昼職のデメリット2つ目は勤務時間が決められていることです。
シフトによっては毎日異なる時間帯での出勤、退勤ができる夜職と比べて昼職は毎日決まった時間に出勤退勤するため、変化を感じられずデメリットと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、近年ではフレックス制と言われる労働者が日々の始業や終業時刻を決められる制度が浸透しつつあり、柔軟な働き方の選択をすることができるようになったため、毎日異なる時間で労働することも可能となりました。
柔軟な働き方を理想としている方はフレックス制を積極的に取り入れている企業への転職を目指してみてはいかがでしょうか。
デメリット③昇給に時間がかかる
昼職のデメリット3つ目は昇給や昇格に時間がかかる場合があることです。
夜職の場合は新人であっても売上や人気を早く獲得したらその分昇給することが可能です。
しかし昼職の場合は、年齢や経験を積み一人前の仕事をすることができるようになってから昇給といった傾向があり、社会人2年目~5年間の平均昇給額は2千円~5千円ほどといわれています。
ただし、近年では年齢や経験ではなく人柄や向上心などを重視するポテンシャル採用や結果を出した分だけ正当に評価される制度を取っている企業も増えているため、一概に昇給に時間がかかるとは限りません。
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夜職と昼職はどちらにもメリットやデメリットが存在するため、重視するポイントによってどちらがよいかは異なるでしょう。
しかし、昼職の方が収入が安定しており将来性があるため、夜職から昼職への転職をする方も増えていると言えます。
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